この記事の要点
・コインチェックは日本の会社
・国内ユーザーを大切にしている
・過去にハッキング事件に遭ったが、現在は強固なセキュリティを構築している
・初心者でも分かりやすい画面表示
・公式問い合わせページには286個の回答が用意されており、どんな疑問にも回答出来る努力をしている
・結論、初心者はコインチェックで決まり!!
目次
コインチェック(Coincheck)とは?
会社概要
商号 コインチェック株式会社(英語表記:Coincheck, Inc.)
住所 〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12F
設立 2012年8月28日
従業員数 従業員数 243名(2023年3月末時点)
資本金 3億8500万円
代表取締役 蓮尾聡
暗号資産交換業登録 関東財務局長 第00014号
加入協会 一般社団法人 日本暗号資産取引業協会
一般社団法人 日本ブロックチェーン協会
一般社団法人 日本暗号資産ビジネス協会
一般社団法人 FinTech協会
特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会
コインチェックの特徴
登録ユーザー数と取引量
2022年9月末時点の本人確認済み口座数は174万口座(※1)を突破しています。
※1 コインチェック(2022年度の月次開示情報(速報)について)より
また、2022年7月および8月の取引所取引におけるビットコイン現物取引高が2ヶ月連続「国内No.1(※3)」を記録しました。
主なサービスとその機能
コインチェックでは暗号資産取引に加えて、以下6つのサービスを提供しています。(※2023年4月時点でのサービス)
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・貸暗号資産サービス
・Coincheck NFT
・IEO(Initial Exchange Offering)
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安全性とセキュリティ
過去のハッキング事件とセキュリティ対策の強化
コインチェックは2018年1月26日に利用者が預けていた暗号資産(仮想通貨)「NEM」のうち5億2630万10XEM(日本円にして約580億円)が不正アクセスによって盗まれた事件がありました。
仮想通貨のハッキング事件としては非常に大きい額のものだったので、当時は連日大々的に報道されました。
主な事件の原因として、「コインチェックのセキュリティ体制の甘さ」がありました。
・ガバナンス体制の強化
・コールドウォレットや2段階認証
・顧客資産分別管理の実施
・財務情報の開示
ガバナンス体制の強化
「ガバナンス体制の強化」とは簡単に言うと「企業の不正や情報漏洩といった経営リスクを防ぐため、会社内部に会社の監視やアドバイスをする部署を設置すること」などを言います。
コインチェックは事件後の2018年4月に「マネックスグループ」の子会社となりました。
その結果、経営体制を見直しセキュリティ対策や内部組織の管理強化に努めました。
他にも、外部の専門家に協力してもらい、技術的な安全性の向上にも努めました。
実際に、以前まで使用していたネットワークを再構築し、外部ネットワークから社内ネットワークへの侵入や内部ネットワークから外部ネットワークへの不審な通信などについて監視を行い、検知・遮断を行っています。
これが「ガバナンス体制の強化」となったわけです。
コールドウォレットや2段階認証
事件後からコインチェックでは「ホットウォレット」ではなく「コールドウォレット」を使用しています。
これによりハッキングなどの不正アクセス、個人情報の流出の可能性を大幅に抑えています。
また、不正アクセスを防ぐ対策として、2段階認証を採用しています。
ログインIDとパスワードの入力に加えて、SMSメッセージによるワンタイムパスワードの入力が必要となっています。
メールアドレスやパスワードなどの個人情報が流出してしまっても、2段階認証によって不正アクセスを防ぐことが出来ます。
顧客資産分別管理の実施
現在コインチェックでは「顧客の資産」と「自社の資産」を分別して管理しています。
顧客資産の分別管理は銀行や証券会社で行われているものと同じで、ユーザーの資産を守るための仕組みです。
例えば、コインチェックが破綻(倒産)した場合でも、ユーザーから預かっていた通貨や暗号資産を返還出来るように分別して管理しています。
もともと暗号通貨取引所を運営している暗号資産業者には、顧客資産分別管理は義務付けされていませんでしたが、現在は資金決済法によって義務化されています。
財務情報の開示
事件後にコインチェックが「マネックスグループ」の子会社になったことで、財務情報の開示を行いました。
財務情報の開示を行ったことで、コインチェック内部の透明性が高まり、ユーザーがより安心して取引が出来るようになりました。
コインチェック「暗号資産NEMの不正送金に関する質問」2018年10月16日 更新
取引手数料と取り扱い通貨
取引手数料
販売所手数料
取引手数料 | 無料 |
手数料相当額 | 0.1~5.0%(カバー先又は当社取引所の価格に対して) ※価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります。 |
取引所手数料
Maker(メイカー)手数料 | Taker(テイカー)手数料 |
BTC: 0.000 % ETC: 0.050 % LSK: 0.000 % MONA: 0.000 % OMG: 0.000 % PLT: 0.050 % FNCT: 0.000 % | BTC: 0.000 % ETC: 0.100 % LSK: 0.000 % MONA: 0.000 % OMG: 0.000 % PLT: 0.100 % FNCT: 0.000 % |
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取り扱い通貨の一覧(販売所・取引所)
現在コインチェックでは、以下の29種類の暗号資産を取り扱っています。(2023年12月時点)
販売所での取り扱い | 取引所での取り扱い | |
ビットコイン(BTC) | 〇 | 〇 |
イーサリアム(ETH) | 〇 | ✕ |
イーサリアムクラシック(ETC) | 〇 | 〇 |
リスク(LSK) | 〇 | 〇 |
リップル(XRP) | 〇 | ✕ |
ネム(XEM) | 〇 | ✕ |
ライトコイン(LTC) | 〇 | ✕ |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 〇 | ✕ |
モナコイン(MONA) | 〇 | 〇 |
ステラルーメン(XKM) | 〇 | ✕ |
クアンタム(QTUM) | 〇 | ✕ |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 〇 | ✕ |
アイオーエスティー(IOST) | 〇 | ✕ |
エンジンコイン(ENJ) | 〇 | ✕ |
ポリゴン(MATIC) | 〇 | ✕ |
パレットトークン(PLT) | ✕ | 〇 |
サンド(SAND) | 〇 | ✕ |
ポルカドット(DOT) | 〇 | ✕ |
フィナンシェトークン(FNCT) | ✕ | 〇 |
チリーズ(CHZ) | 〇 | ✕ |
チェーンリンク(LINK) | 〇 | ✕ |
ダイ(DAI) | ✕ | 〇 |
メイカー(MKR) | 〇 | ✕ |
イミュータブル(IMX) | 〇 | ✕ |
エイプコイン(APE) | 〇 | ✕ |
アクシーインフィニティ(AXS) | 〇 | ✕ |
ラップドビットコイン(WBTC) | 〇 | 〇 |
アバランチ(AVAX) | 〇 | ✕ |
シバイヌ(SHIBA) | 〇 | ✕ |
コインチェックの強み
初心者でも分かりやすい画面表示
コインチェックの強みとして最も伝えたいことに、「取引画面の見やすさ、使いやすさ」があります。
実際にコインチェックアプリ版で販売所画面を開くと、1つの画面に様々な情報が載っています。
①ビットコイン現在の評価額
②1時間~1年間まで期間を選べるチャート表示
③今の自分の総資産額
④購入or売却が一目で分かるボタン表示
初めて暗号資産の購入をする方でも、ここまで情報が分かりやすく表示されていれば迷うことはないでしょう。
豊富なアルトコインの取り扱い
現在(2023年12月現在)コインチェックでは28種類のアルトコインを取り扱っています。
種類として「イーサリアム(ETH)」「リップル(XRP)」などの有名銘柄に加え、「アバランチ(AVAX)」「シバイヌ(SHIBA)」など、ほかの国内の暗号通貨取引所では取り扱っていない暗号資産も取り扱っています。
使いやすい問い合わせ機能
コインチェックでは、Web版でもコインチェックアプリ版でも同様の「FAQ/問い合わせ」機能があります。
※画面はコインチェックアプリ版です
①ディスカバーをタップ
②「FAQ/問い合わせ」をタップ
すると、「FAQ/問い合わせ」画面が表示されます。
もちろん検索窓に検索したいキーワードを打ち込んでも良いのですが、私は違うやり方をおススメします。
「FAQ/問い合わせ」画面を下にスクロールしていくとイメージ画像と共に、よく検索される項目が表示されています。
ここで自分の知りたいことに近い項目をタップすることで、より早く調べることが出来るようになっています。
文字だけの問い合わせ画面だと、難しく感じてしまいますが、このようにイラストを使用した作りになっていると、誰でも使いやすいですね。
コインチェックの欠点
一部の通貨の取り扱い
多くの暗号資産の取り扱いを行っているコインチェックですが、一部取り扱いのない暗号資産もあります。
・アスターネットワーク(Astar/ASTR)
現在(2023年6月14日)価格5.26円
・ドージコイン(DOGE)
現在(2023年6月14日)価格8.66円
これら2つの暗号資産は非常に注目され始めている通貨ですが、現在(2023年6月)コインチェックでの取り扱いはありません。
※追記(2023年12月21日)上記で説明した「ドージコイン(DOGE)」ではありませんが、ドージコインから派生したミームコインである「シバイヌ(SHIBA)」の取り扱いが2023年12月14日より開始されました(^^)/
海外渡航の際のサービス利用制限
コインチェックでは、対象となる国に渡航し、渡航先からコインチェックのサービスにアクセスした場合、サービスの利用を全部または一部制限されます。
また、対象となる国に転居した場合は退会しなければなりません。
今後の展望
最新情報と今後の展望
画像はコインチェックより引用
コインチェックは2023年3月10日に2月21日から募集を開始したIEO(新しい暗号資産事業への投資)「FNCT(フィナンシェトークン)」の販売結果を発表しました。
当初予定していた約11億円の売り出しに対して、申込金額は200億円超となり、申し込み倍率は18.78倍となりました。
画像はコインチェックより引用
以前、2021年7月にコインチェックがIEO第1弾として売り出した「PLT(パレットトークン)」は販売価格4.05円でしたが、一時は90円台まで高騰しています。
しかし、2022年3月末から下落トレンドが続き、現在(2023年6月16日時点)は7円台まで下落。
それでもIEO時の販売価格よりもまだまだ高い水準にあり、PLT(パレットトークン)のIEO参加者は誰も損をしていないのです。
コインチェックの利用をオススメする人
暗号資産取引初心者の人
暗号資産取引初心者の方は「とりあえずコインチェック」と言っても過言ではないと思います。
実際にコインチェックから暗号資産取引を始めた私は、その後様々な暗号通貨取引所を利用してきました。
その私からすると、コインチェックほど「直感的に操作でき、画面表示が理解しやすい初心者に優しい暗号通貨取引所」はありませんでした。
「あれ?どこで入金出来るの?どこで買えるの?(;´Д`)」など画面表示で迷う無駄な時間が多ければ多いほど、嫌になってしまい「もうやーめた」と諦めてしまいがちです。
そうならないためにも、初めはとにかく分かりやすい暗号通貨取引所を利用することが大事ではないかと思います。
そういった点で、私は暗号資産取引初心者の人にはコインチェックをオススメします!
日本国内での取引を希望する人
コインチェックは海外ユーザーの利用を禁止しています。
これは裏を返せば「国内ユーザーを大切にしていきたい」という思いの表れだと私は思います。
そのため、日本国内での暗号通貨取引を希望する人にとってコインチェックは、とても信頼できる暗号通貨取引所ではないかと思います。
多様なメジャー暗号資産を取引したい人
コインチェックでは現在(2023年12月時点)29種類の暗号資産を取り扱っています。
また、あまり知られていないことですがコインチェックは公式サイトで取り扱っている暗号資産の解説記事を掲載しています。
解説記事には、その通貨の特徴や将来性、実際にコインチェックで取引する方法までが、丁寧に解説されています。
実際に購入する際には、そのような解説記事を読んで納得したうえで購入することが出来ます。
使い勝手の良いユーザーサポートを求める人
コインチェックではユーザー用の「Help Center(問い合わせページ)」があります。
コインチェックを利用していて疑問に感じたことや問題が生じた場合に、そのページで解決方法を探せば大抵のことは解決すると思います。
なぜなら、問い合わせページで用意されている回答の数は「286個」もあるからです。(2023年6月時点)
日々ユーザーからの疑問や問題に対して回答を更新しているため、回答数は現在も増え続けています。
「解決方法?安心してください!ありますよ!」ですねw(*^^)v
ちなみに「FAQ/お問い合わせ」ページはこちらからどうぞ。
コインチェックの利用をオススメしない人
レバレッジ取引を希望する人
暗号資産(仮想通貨)におけるレバレッジ取引とは、「実際に口座に預けている証拠金を担保とすることで証拠金の数倍の金額を取引できる取引方法のこと」です。
コインチェックでは、2020年3月13日をもって、レバレッジ取引のサービス提供を終了しております。
レバレッジ取引を希望する人は、別の国内暗号通貨取引所か海外の暗号通貨取引所で取引をする必要があります。
海外での取引を希望する人
さきほども解説しましたが、コインチェックは対象となる海外の国からアクセスした場合、サービスの利用を全部または一部制限されます。
そのため、海外で暗号資産取引を行いたい人は、別の国内暗号通貨取引所か海外の暗号通貨取引所を利用する必要があります。
コインチェック以外の暗号通貨取引所の利用経験が豊富な人
これは既に複数の暗号通貨取引所を開設している人に向けてですが、そういった人はコインチェックにこだわる必要は全くないです。
なぜなら、暗号資産取引をする中で取引所に「求めること」が人によって違うからです。
「レバレッジ」を求める人もいれば、「手数料の安さ」を求める人もいるでしょう。「暗号資産取り扱い種類の多さ」を求める人もいるはずです。
そういった「求めること」がハッキリしている人は、コインチェックと別の国内暗号通貨取引所、海外の暗号通貨取引所などを比較検討しましょう。そして、あなたが暗号資産取引で最も重要にしていることを満たしてくれる暗号通貨取引所を探していくことが大事だと思います。
結論:暗号資産取引初心者なら「コインチェック」一択!
今回は「コインチェック(Coincheck)」についてかなり詳しく解説させて頂きました。
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