わたしOMG買ってるから困るんだけど~(´;ω;`)
ちゃんと理由を教えて~!(;´Д`)
この記事の要点
・コインチェックがOMGの取り扱いを7月25日をもって終了する予定
・OMG Networkはイーサリアムの抱えるスケーラビリティ問題の解決に取り組んでいた
・現在OMG NetworkはBOBA Networkにサービスが移行し、OMG Networkのサービスは実質終了している
・コインチェックでの取り扱いが終了する前に、なるべく早く売却すべき!
目次
コインチェックがOMGの取り扱いを終了することを発表
6月20日にコインチェックは暗号資産OMGの取り扱い終了予定を発表しました。
その理由として「当社は、取扱い中のすべての暗号資産について、プロジェクトの開示情報や開発状況、暗号資産の流動性等の項目をモニタリングしています。この度、「OMG Network」におけるプロジェクトの継続性等を総合的に検討した結果、お客様に安定したサービスを提供し続けることが難しいと判断し、2023年7月25日(予定)をもってCoincheckにおけるOMGの取扱いを廃止することといたしました。」と発表しています。(Coincheck公式より引用)
ということで、これからOMGという暗号資産の誕生した理由や、現在までの経緯を解説していきます。
OMGとは?
OMG誕生とその理由
OMGは2017年に「OmiseGO」としてタイで開発されました。その後2020年6月に「OMG Network」としてリブランドされました。
OMGは「イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題を解決する」ために開発されました。
スケーラビリティ問題とは?
スケーラビリティ問題とは、取引の利用者が増えることによってその承認にかかる時間が増加し、処理能力を低下させてしまう問題です。
近年ではネットワークへの負担も大きく増加し、ガス代(手数料)の高騰も大きな問題となっています。
そのため、OMGは高速・低コストで利用できるという大きな特徴を持っていました。
コインチェックでのOMG取り扱いの経緯
コインチェックは2年前の2021年4月7日にOMGの取り扱いを開始しました。
当時、OMG Networkのネットワーク上では、ステーブルコインを始めとする複数のプロジェクトが稼働していました。その将来性を買われてOMGはコインチェックで取り扱われるようになったのです。
ステーブルコインとは?
ステーブルコインとは「アメリカドルや日本円などの法定通貨の価格に連動するように設計された暗号資産の一種」です。
ステーブルコインは、暗号資産でありながら法定通貨と同等の価値を持つことが出来るため、価値を安定的に保つことが出来ます。
コインチェックがOMGの取り扱いを終了する背景
しかし、コインチェックがOMGの取り扱いを開始した2021年にある出来事があり、それが今回のOMG取り扱い終了につながったのではないかと思います。
取り扱い終了の理由
その出来事とは「OMG NetworkからBOBA Networkにサービスが移行したこと」です。
BOBA Networkでは「BOBA」という新たな暗号資産が使用されており、BOBA Networkでは「OMG」を使用することは出来ないのです。
詳しいサービス移行の経緯は残念ながら分かりませんでしたが、BOBA Networkの目的は、OMG Networkと変わらず「イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題を解決する」ということだそうですのでサービス内容は同じようですね。
ちなみに「BOBA」はOMGの保有を条件にエアドロップされた通貨です。
エアドロップとは?
暗号資産ごとに指定された条件を満たすことで、リリース直後の暗号資産が無料で受け取れるイベントのこと。
そのためユーザーは各暗号通貨取引所でOMGの保有数量に対して1対1の割合で「BOBA」を受け取ることが出来ました。
(※コインチェックでは2021年11月にエアドロップが実施されました)
残念ながら、その後にOMGを購入したユーザーへそのようなイベントはありません。
これらの出来事から分かるように、OMG→BOBAへの移行が着々と進んできたところで今回の発表となったのです。
その他の暗号通貨取引所の対応
画像はGMOコイン公式より引用
今回「OMG」の取り扱いを終了するのはコインチェックだけではありません。
同日の6月20日に「GMOコイン」という暗号通貨取引所でもサービス終了のアナウンスがありました。
OMG取り扱い終了に伴う保有者や暗号資産市場への影響
それでは、OMGの取り扱いが終了することによってOMG保有者にどのような影響があるのか?
今後のOMGの価格や暗号資産市場への影響について解説していきます。
OMG保有者への影響と注意点
「OMG」の取り扱いを暗号通貨取引所が終了するため、各サービスの終了日が来た時点で、販売所や取引所で「OMG」の取引は出来なくなります。
そのため、「OMG」を保有している方は一刻も早く取引して法定通貨に変えましょう!
なぜなら、取り扱い終了のアナウンスが発表された今、「OMG」の価格は上がるわけもなく、ただただ下がっていくばかりだからです。
※ただしこの記事を執筆している現在(2023年6月24日)「OMG」の価格は89.7円台まで上昇しています。しかし、これはビットコインの価格上昇に引き寄せられての上昇です。「OMG」自体の話題性による上昇ではないため長くは続かないと私は見ています。つまり売るなら今!ということです。
OMGの価格や市場への影響
「OMG」の価格が今後下がっていくことはほぼ確実です。
また、市場への影響はさほどないと考えられます。「OMG Network」のサービスは既に「BOBA Network」に移行していますので、今回「OMG」がいなくなることで新たな暗号資産が台頭するような状況ではないためです。
そのため市場への影響はほとんどなく、「OMG」の価格は今後順当に下がっていくと予想されます。
コインチェックの対応策と今後の方針
新たな暗号資産の取り扱いだと?!
教えてくださ~い(^^)/
取り扱い終了に伴うOMG保有者への対応
コインチェックは公式サイトで「OMGの取り扱い廃止について」というアナウンスをした際、アナウンス内で「OMGを保有するお客様」という形でOMGを保有するユーザーがどのような行動を取るべきかを指示してくれています。
手順を時系列順に説明すると
①販売所で売却してください。(2023年7月20日 14:00までに)
②取引所で売却してください。(2023年7月24日 14:00までに)
③外部(国内の他暗号通貨取引所)への送金をしてください。(2023年7月25日 14:00までに)
④その後はコインチェック側のタイミングで売却、換金して日本円残高に反映します。
と、しています。なお、コインチェック側がOMGの売却が困難だと判断した場合は、
「とりあえず、コインチェック側がOMGを管理しておいてあげるから5年以内に他の暗号通貨取引所のアドレスを教えてください。そこに送りますんで(^^)/」という感じみたいです。
カッコ内の日付を過ぎると、そのサービスは終了しますので早め早めに行動しましょう!
コインチェックの公式アナウンスは下記URLから確認してください。
コインチェックが取り扱い始めた新しい暗号資産について
説明お願いしますっ!!
Coincheckより画像引用
コインチェックは2023年6月20日より新たな暗号資産の取り扱いを開始しました。
その暗号資産は「Dai(DAI)」と「Maker(MKR)」の2種類です。
それぞれ簡単に説明すると、
Dai(DAI)とは?
1DAI=1米ドルを目標価格として設定された暗号資産です。しかしながら、その他のステーブルコインとは異なり、法定通貨を担保にせず、暗号資産(主にイーサリアム)を担保にすることで価格の安定を目指しています。
Maker(MKR)とは?
とても簡単に説明すると、「MakerDAO」というプロジェクト内で何か重要な事柄の投票を行う際の投票権となります。
実際に1MKR=1票として扱われ、投票が行われています。
「Dai(DAI)」と「Maker(MKR)」についてしっかり理解したいという方は、是非下記の記事をチェックしてください!
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只今記事を執筆中です。今しばらくお待ちください。
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まとめ
あと、コインチェックが「OMG」の取り扱いを終了する前に「OMG」を早めに売却しておかないとね!
最期まで読んで頂き、ありがとうございました(^^)/